2014年04月22日

苦手になった理由

 自分は子供の頃から「かき揚げ」が苦手です。まあ、かき揚げに限らず、中身がなんだかよくわからない複数の食品を混ざっているものは苦手なのですが…。ただ、かき揚げの場合、それ以外にもう一つ大きな理由があります。
 それは、今から30数年前、中学生の頃の事でした。当時、日曜日に塾に行っていたのですが、その時の昼休みに立ち食いそば屋でかけうどんを食べることを楽しみにしていました。
 かけうどんが好きだったのは、当時のもらっていた小遣いの金額という予算的が大きくありました。ただ、それのみならず、余計なものが入っておらず、うどんの味が楽しめる、というのもまた好物である原因でした。
 そしてある日、いつものように「かけうどんください」と頼んだのですが、なぜかその上にかき揚げが乗っていたのです。その店では、「かき揚げうどん」の略称が「かきうどん」だったのでしょうか。
 いずれにせよ、思いもしない、しかも何が入っているかわからない天ぷらが乗っていたうどんを見た時はかなり驚きました。まだ、大人相手に「自分が頼んだのは『かけうどん』です」と抗議する度胸はありませんでした。
 というわけで、謎の天ぷらを食べたあと、油でギトギトしたうどんを食べるはめになり、週に一回の楽しみは台無しになってしまいました。しかも、当時としては貴重だった100円を余計に払うはめになってしまったのです。
 その時の「トラウマ?」が大きく、いまだに、かき揚げを見ると食欲が減退します。そういう意味では、30年前に注文を聞き間違えた店員さんを、いまだに恨んで(?)います。

2014年04月22日 23:53