2016年08月19日

六甲の麓における「川と駅」

 子供の頃、ちょっとだけ西宮市に住んでいた事があります。
 阪急電車の「夙川(しゅくがわ)」という駅をよく利用していたのですが、この駅のホームは、その夙川の上にあり、ホームから川面が見えました。
 とはいえ、この地域ではこれは特殊でも何でもありません。一つとなりにある芦屋川駅も、ホームの下に、芦屋川が流れています。
 他にも、この近辺には、武庫川の上にホームがある武庫川駅や、石屋川の上にホームがある石屋川駅があります。

 といっても、別にこれがこの地域の「常識」というわけではありません。10数分東に行って大阪府に入れば、神崎川駅も淀川駅も、川のほとりにホームがあります。
 また、同じ兵庫県でも、姫路にある夢前川駅は、やはり川のほとりにあります。
 というわけで、この「川の上に、その川の名前を持った駅のホームがある」というのは、極めて限られた地域においてのみ「一般的」になっているようです。
 ちなみに、これらの「川の上にある駅」は、いずれも六甲山地の麓にある、という共通点があります。
 六甲山地の麓には何か特別な「駅と川の関係」でもあるのだろうか、と不思議に思いました。

2016年08月19日 21:56