2016年07月26日

虐殺が日常化した世界

 相模原市で虐殺事件が起きました。日本では戦後最悪の死者数だそうです。
 22日にはドイツのミュンヘンで、23日にはアフガニスタンのカブールで、24日にはイラクのバグダッドでテロが発生し、多くの人が亡くなりました。つまり、この一週間だけで、主だっただけで4回の大量虐殺が発生したわけです。
 さらに、月初にはバグダッドで(つまり今月だけで二度の虐殺がイラクでは起きたわけです)、中旬にはフランスのニースで大量虐殺が起きています。また先月はLGBTの方が集まるクラブで「9.11に次ぐアメリカ史上最悪レベルのテロ」が起きています。
 海外のテロでは、何かあるたびにIS(自称「イスラム国」)の関与の有無ばかりが報じられていました。しかし、今回の件と合わせて考えると、「テロ組織の暗躍」と考えるのは無理があるのではないでしょうか。
 同様に、今回の事件を、海外の事件と関連付けず、「加害者の異常性」ばかり論じるのも無理があると思います。
 なぜこんな頻繁に世界各地で虐殺が発生するか、をもっと根源から考え、その原因を取り除かなければ、このような事件はこれからも起き続けるのではないか、と思っています。

2016年07月26日 23:59