2016年07月09日

投票に行かないと世の中が変わる

 よく、「自分なんかが投票に行って行かなくても何も変わらない」と言って選挙を棄権する人がいます。
 日本は投票率が低く、特にここ数年の低下は目立ちます。
 しかし、本当に投票に行っても行かなくても世の中は変わらないのでしょうか。
 そのような事はありません。自分が20代の頃までの日本は、今とはかなり違いました。
 「ブラック企業」などという言葉はありませんでした。大学出ても就職先がなくて派遣や非正規労働など、想像すらできませんでした。
 奨学金というものは、「経済的に問題がある人が、お金の心配なく学べる制度」という意味でした。当然ながら、奨学金返済に苦しむ人、などというのはありえない事でした。

 つまり、世の中は大きく変わったのです。かつての「誰もが普通に学び、安心して働き、不安なく暮らせる」という「一億総中流」などという時代は、遠い過去になってしまいました。
 おかげで、自分も子どもの頃は想像もしていなかった苦労をしました。さらに、夢にも思っていなかったような悲しい別れすら経験する羽目になってしまいました。
 そのように世の中が変わってしまったのは政治の力によるものです。政権与党に投票する事、棄権(=政権与党に有利な結果になる)をした事で、日本がそこまで変わってしまったのです。
 そして、政権与党はさらに日本を変えようとしています。その骨子とも言える改憲草案を見れば、より暮らしにくい世の中に変えようとしているのは間違いありません。
 もちろん、選挙の結果によっては、別の意味で世の中を変える事も可能です。自分も、その流れを変える事を強く願い、行動もしています。
 明日の参院選で、そのような世の中をいいほうに変えるような投票を多くの人が行ってくれることを強く願っています。

2016年07月09日 23:48