2016年05月30日

一発勝負に敗れる

 いま愛用している床屋は、前の職場のすぐ近くにあります。
 技術と価格のバランスが非常に良いため、仕事が変わってからも、休みの日に自転車を飛ばして通っていました。
 ところが今日、諸事情により、仕事帰りに急いで散髪する必要が生じました。
 普段の床屋には行きようがないので、職場のある街にある床屋を利用することになりました。
 特に何も考えずに、眼についた店に入りました。
 途中まではまあ順調だったのですが、しばらくすると出入り業者の人が入ってきました。すると、自分を担当する理容師さんは、その業者さんにクレームを言い始めました。
 床屋で理容師さんと会話するのは苦手です。とはいえ、延々と業者さんに文句を言い続けるのを聞いているのは、当然ながら気持ちのいいものではありませんでした。
 初めて来る客なのだから、もう少し、店を気に入ってもらえるよう工夫すべきなのでは、と思いながら、その床屋での最初で最後の散髪を終えました。

2016年05月30日 22:04