三日で景気が大変動
今週頭に、政府は5月の月例報告を発表していました。それによると、国内景気の基調判断は、このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いているとの事でした。
要は、政府が「景気が回復している」と宣言していたわけです。
ところが、それから3日後に行われたサミットの席で、安倍首相は世界経済がリーマン・ショック級の危機に至る可能性があると指摘したとのことでした。
日本は世界に含まれますから、当然、日本経済も危機に至る可能性があるわけです。
政府が「回復基調」と発表した三日後に首相が「リーマンショック級のききに至る可能性がある」と言ったわけです。
ここまで激しく経済が「変動」したケースも、歴史上稀なのではないでしょうか。
もちろん、「回復基調」など、ごく一部の大金持ちだけの話だという事は、普通に暮らしていればわかります。
したがって、別に驚いたりはしませんでした。
とはいえ、このようないい加減な発表をする政府や首相、並びにそれをほとんど批判せずに報道した日本の大手新聞には心底呆れました。
2016年05月28日 22:46