2016年02月23日

組体操と運動会

 昨年辺りから、組体操の事故が話題になり、「組体操中止」が各地で起きています。
 それに対し、「どこまでが組体操の範囲なのか。こんなふうに規制したら運動会自体ができなくなる」みたいな意見が見られました。
 自分的には、逆の意味でこの意見に賛成です。
 何しろ、子供の頃から、運動会というものが嫌で嫌でたまりませんでした。
 別に運動が苦手だったわけではありません。競争などしても、一位になることはありませんが、最下位になることもありませんでした。

 では、何が嫌だったかというと、あの運動会前の二週間くらいから始まる「運動会の練習」です。
 練習と言っても、実際に徒競走の予行演習をするわけではありません。そこは省略されたかわりに、「入場・退場・開会式」は何度も繰り返しやらされたものでした。
 こんな無意味な、ただ「言われた通りに動く」というだけの行為を授業をつぶして繰り返し行う、というのは本当に不快でした。
 あと、気味が悪かったのは、開会式の時に、6年生が行う「選手宣誓」でした。小学校1年の時の運動会で、これを見せられた時は、「あの人、いきなり大声で先生に呼びかけて何をしているのだろう?」と不思議に思ったものでした。
 こんな事が必要だとは到底思えません。また、どうしてもやる必要があるなら、あらかじめ、児童にこの行為の意味を教えるべきでは、と思っています。
 というわけで、ぜひとも「組体操」の解釈をどんどん広げて規制を強め、運動会ごとなくす流れにぜひなってほしいものだ、と強く思いました。

2016年02月23日 22:53