2016年02月18日

パワーボタン

 普段使わないパソコンで画面キャプチャをする必要が生じました。
 キーボードをチラッと見たら、ファンクションキーの近くに「P」で始まる英単語が書かれていたキーがありました。
 「このパソコン、プリントスクリーンキーはここなんだな」と思って押した所、突如シャットダウンを始めました。
 しかも、データ保存も尋ねず、そのまま電源が切れてしまいました。
 すわ故障か、と思ってよく見たら、押したキーに「Power」と書いてありました。

 もう10年くらい前になると思いますが、メーカーがキーボードに新たなボタンをつけていた時期がありました。たとえば、「インターネットボタン」を押すと、ブラウザが起動する、といった具合です。
 確かに時間短縮にはなるかもしれません。しかし、従来通り、マウスでブラウザのアイコンをクリックしてもたいした手間ではありません。
 そういう事も、あり、この類の「新ボタン」は気がついたら消えていました。
 自分が使っていたパソコンは少々古く、どうやらその「新キー」が流行していた頃に作られたようです。
 そのため、「押せば電源が落ちるボタン」が作られたのでしょう。
 そんなボタンが百害あって一利ない事は、身を持って理解したばかりです。
 当時、なぜそのような「新ボタンブーム」が起きていたのか分かりません。いずれにせよ、こんなものを開発するように上から命じられ、苦労して作り上げた当時の人々は、無駄な努力をさせられていたよな、と同情したくなりました。
 同時に、どうせキーボードの仕様を買えるなら、余計なボタン追加でなく、NumLockやInsertのようなあると邪魔になるボタンの削除をしてくれればよかったのに、とも思いました。

2016年02月18日 23:49