2016年06月05日

アダルトサイト閲覧で遠隔

 福井にある山間の町で、議会事務局長が勤務中にエロサイトを閲覧し、さらにそこに表示されたニセ警告を真に受けて電話し、その指示にしたがって操作した結果、パソコンを乗っ取られたという事件が発生しました。
 事務局長氏の行動は、最初から最後まで、「悪い例の見本」という感じです。そんななか、興味を持ったのは、「片言の日本語での指示に従って操作し、乗っ取られた」というところでした。

 この「片言の日本語」というくだり、何も知らない人は「何でそんな怪しい指示に従ったのか?」と思うかもしれません。
 しかし、実際のところ、PCメーカーやプロバイダなどのサポート電話にかけると、かなりの確率で、外国生まれのオペレーターの方が対処をされます。
 犯罪者集団は、それを知っていて、電話口に「片言の日本語を話す人」を配置したのだろうか、などと思ったりしました。
 事務局長氏においては、当分の間、後ろ指を刺される生活を送る羽目になりそうです。
 まあ、これを機に、「勤務中にエロサイトを見てはいけない」「あやしげな警告ポップアップを真に受けてはいけない」という事を、全国の職場のパソコンで私的閲覧をしている人が理解するでしょう。
 であれば、この事務局長氏も、「社会貢献」をしたのだと、少しは気が紛れるかも、などと思ったりしました。

2016年06月05日 23:02