2016年02月05日

恵方巻き

 いつごろからかは忘れましたが、節分前になると、各コンビニが大々的に「恵方巻き」なるものの宣伝をするようになりました。
 自分が最初に見た記憶は、京成幕張本郷駅構内のANPM(現ファミリーマート)でした。今世紀に入ってからだったと思います。
 それまで、「節分に恵方巻き」などという風習は聞いたことがありませんでした。というより、恵方巻きなるものの存在すら知りませんでした。
 要は、コンビニチェーン本部などが大量宣伝で創りだした「日本伝統の風習」なわけです。
 もちろん、そんなものにつきあう必要はないので、いまだかつて、恵方巻きなるものを食べた事はありません。
 ただ、色々と噂があるので、2月3日夜には、「恵方巻き ノルマ」や「恵方巻き 強制」で検索をかけてみました。
 すると、コンビニで働いている少なからぬ人が、店から「ノルマ」などと言って、強制的に恵方巻きを買わされている様が多々出てきました。
 もちろん、そんなの違法なのですが、「ブラックバイト」が蔓延している今は、それが常態化しているわけです。
 かつては存在しなかった「節分に恵方巻きを食べる」「その恵方巻きを使って、アルバイトを搾取する」の二つをコンビニ業界が「日本の伝統」にしてしまったわけです。
 一日でも早くなくなってほしい「伝統」だな、と思いました。

2016年02月05日 22:26