2014年12月25日

ブーメラン

 ネットで毎日のように「ブーメラン」という単語を見ます。
 といっても別に、オーストラリアの先住民族であるアボリジニが開発したと言われている武器であるブーメランが再評価されているわけではありません。
 ブーメランの特徴として、「その機能と投げ方により、目標に当たらなければ手元に戻ってくる」というのがあります。
 つまり、元の位置に立ったまま、武器を回収し、即座に再利用できるという、高度な武器なわけです。
 ところが、それがなぜか、「相手にしたはずの攻撃が、自分に戻ってきてダメージを与える」という意味になってしまいました。
 中途半端に知識を齧った人が「ブーメランは攻撃者の操作により自分の手元に戻ってくる」を「ブーメランは攻撃者のミスにより、自分に戻ってきてしまう」と勘違いしてしまったようです。
 自分が子どもの頃は、「ゴレンジャー」のミドレンジャーや、「リングにかけろ」の高嶺竜児のように、「ブーメラン」もしくはそれに由来する必殺技を持っているヒーローがいました。
 したがって、そんな勘違いはありえません。しかしながら、残念ながら、自分の知る限り、ここ20年以上、そのようなヒーローは見かけません。
 それもあって、このような「誤用」が広まってしまったのでしょうか。
 いずれにせよ、かなりみっともないので、早くこの「ブーメラン」というネットスラングが消える事を願っています。

2014年12月25日 23:12