2007年05月05日

好投と集中打で連敗止める

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対イーグルスは小林宏之投手と青山投手が先発。今日から福浦選手が一軍復帰で早速スタメン三番に。ズレータ選手は今日も欠場で、四番にはサブロー選手と、優勝した時の3・4番で臨みました。また、右の青山投手が先発に関わらず、竹原選手がスタメンに入るなど、福浦選手と両打ちの二人を除いた七人が右打者でした。
 小林宏投手は初回は三人で打ち取ったものの、2回1死からフェルナンデス選手に右翼線を抜かれる二塁打を打たれると、リック選手に中前に抜かれ、あっさり先制を許してしまいます。
 しかし、その裏、この回先頭のサブロー選手が四番の起用に応えて二塁打を放ち、里崎選手の内野ゴロで三塁に進み、四球の後に今江選手の犠飛で即座に追いつきます。さらに竹原選手が安打でつなぐと、今日は9番に入った早川選手が詰まりながら左前に落とし、一気に勝ち越します。

 小林宏投手は3・4回と先頭打者を出しますが、後続を抑えます。また、5回の2死1・2塁も凌ぐなど、前半で7安打されながら、1失点のみに抑えます。しかし打線も青山投手を打てず、5回には先頭の早川選手が内野安打で出た後、過剰に警戒した相手から西岡選手が四球を選び、青野選手の犠打で1死2・3塁と追加点機を得ますが、ここも3・4番が倒れます。
 2対1のまま迎えた7回表、1死から小林宏投手はこの試合初の四球を出します。するとイーグルスは1死ながらここまで2安打の嶋選手に犠打を命じます。その送球がそれて1死1・3塁となったかと思いきや、嶋選手が線の内側を走ったとの事で守備妨害となり、走者も1塁に戻され、結局0点に封じます。この回で降板した小林宏投手は7安打1四球1失点という内容でした。
 その裏、1死から早川選手が三塁打を放ち、絶好の追加点機を迎えます。すると続くTSUYOSHI選手が意表の初球スクイズを敢行します。ところがこれをイーグルスベンチは読んでおり、見事に外されて早川選手がアウト。結局ここも三人で終わります。
 しかし続く8回裏、先頭の青野選手が安打し、1死後にサブロー選手が四球を選びます。ここでイーグルスベンチは青山投手をあきらめ、小倉投手に交代しますが、今度はこの采配は裏目に。続く里崎選手が右越の適時三塁打を放ち、大きな2点が追加。さらに今江選手もバットを折りながら左前打を放ち、もう1点が入ります。
 9回表はセーブがつかない局面ながら、小林雅英投手が久々の登板。安打と死球で2死1・3塁までになりますが、最後は嶋選手を打ち取り、5対1でマリーンズが勝利。連敗を2で止めると同時に、1997年から続いていた5月5日の連敗を10で止めています。観客数は昨日を上回る、今季二番目の2万と43人でした。

 福岡のホークス対ライオンズはガトームソン投手が先発。初回に2死1塁からギッセル投手は連続四球で満塁にした後にボークと、完全な自滅で先制点を献上します。さらに3回には無死1・2塁を併殺で2死3塁にしたと思いきや、暴投でまたまた点を献上。さらに、松中選手を歩かせると、小久保選手が10号2ランを放って4対0と今日も序盤でホークスが主導権を握ります。
 一方、ガトームソン投手は6回まで2安打無失点。7回に先頭の中島選手に安打さらには盗塁され、カブレラ選手の適時打で1点を返されますが、失点はこれだけ。前回に続き、8回1失点の好投を見せます。
 ギッセル投手も小久保選手の本塁打以降は立ち直り、走者を一人も出さない投球をしますが、味方の援護はその1点のみ。9回は馬原投手が抑え、ホークスが4対1で勝って連勝しています。また、王監督はこの勝利で監督通算1200勝を飾っています。観客数は3万5千7百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団は八木投手と平野佳投手の同期対決。序盤は投手戦となり、0対0で迎えた5回裏、1死から田中幸選手がチーム2本目となる安打を放ち、内野ゴロで二塁に進みます。ここで高橋選手が左前に安打を放ち、田中幸選手が本塁突入しますが、ローズ選手の返球に刺され、先制なりません。
 一方、5回まで2安打に抑えていた八木投手に対し、直後の6回、先ほど好返球のローズ選手の安打などで走者がたまると、水口選手の2点適時二塁打が出て合併球団が先制。さらに塩崎選手にも適時打が出て、計3点が入ります。
 しかしその裏、この回先頭の陽選手が一昨日に続く三塁打を放つと、続く森本選手が今季1号となる2ランを放ち、さらに稲葉選手が二塁打した後、失策があってファイターズが追いつきます。そして続く8回は1死2塁から陽選手がバットを折りながら内野安打してつなぐと、続く森本選手が勝ち越し適時打を放ち、さらに連打で計3点を勝ち越します。
 そして8回は田中幸選手の、この日2本目で通算1997本目となる安打が3号ソロとなってダメ押しに。6回途中から救援した江尻投手から武田久投手・マイケル中村投手が合併球団打線を無安打無四死球に抑え、7対3でファイターズが勝って3連勝。一方の合併球団は8連敗となっています。観客数は3万3千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対カープはボーグルソン投手と佐々岡投手が先発。タイガースは赤星選手が負傷欠場し、代わりに1番に今岡選手、2番に鳥谷選手、5番に林選手と打順を組み替えます。
 一方のボーグルソン投手も4回まで無安打投球をしますが、5回に先頭の前田智選手を歩かせた後、内野ゴロで走者を進められると、続く嶋選手の初安打が適時打となって先制を許します。さらに続く6回も2死2塁から新井選手に適時打を打たれ、ボーグルソン投手は3安打2四球ながら2失点でこの回で降板となりました。
 一方、打線は佐々岡投手の前に6回まで3安打1四球で2塁も踏めません。7回に先頭の金本選手が二塁打を放ち、さらに1死後に本日スタメン捕手の狩野選手にも安打が出て1・3塁とします。ここで代打は昨日一軍登録の桧山選手でしたが、投ゴロ併殺と最悪の形に終わり、得点できません。そして、8回は梅津投手、9回は永川投手の前に走者も出せず、2対0で完封リレーを喫し、連敗は7となってしまいました。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは中田投手と川村投手が先発。初回にベイスターズが先発するも、3回1死から川村投手が中田投手に四球を出したところから崩れ、井端選手と荒木選手の連打で満塁とした後、福留選手とウッズ選手に連続適時二塁打が出て一挙に4点を取ったドラゴンズが逆転します。
 一方、名古屋で連勝中の中田投手ですが、直後の4回表に1点を返されると、5回にも石井選手の適時打でついに1点差に。勝利投手の権利を得る直前に降板となります。なおも無死1・2塁で打席は四番の村田選手、というところでドラゴンズは左の久本投手を投入。しかしこれが成功し、村田投手は打ち取りながら失策で無死満塁となるものの、続く代打の内川選手を併殺に打ち取るなど、1点差を守りきります。結局、久本投手が7回までは久本投手が無走者に抑えると、8回は今季初登板となる平井投手が、そして9回は岩瀬投手といった昨年の必勝継投の二人がいずれも無走者に抑え、そのまま4対3でドラゴンズが逃げ切っています。これでドラゴンズは3連勝となっています。観客数は3万7千9百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは久保投手と松井投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5千3百人ほどでした。

 なお、日本時間の今朝、ヤンキース対マリナーズ戦があり、井川投手が先発しました。前回好投して勝ち投手になった井川投手ですが、今日は初回に5点の援護を貰います。しかし2回に城島選手に本塁打を打たれるなど、そのリードを守りきれません。ちなみに、城島選手の本塁打は、左中間に低い弾道で飛び込むという得意のコース。結果的に「日本で最後の本塁打」となった当たりとほぼ同じような所に飛んでいました。同じ選手ですから当然とはいえ、大リーグに行っても変わらないものだな、などと懐かしさを感じたりもしました。
 結局、井川投手はリードしていた5回に走者を出して降板。後続が打込まれ、黒星こそつかなかったものの、先発投手として試合を作れない内容に終わっています。また、ヤンキースの松井選手にも日米通算1999本目の安打となる本塁打が出ていました。

2007年05月05日 22:07