2005年03月10日

ニュースの重要性

 実家に行ってNHKの19時のニュースを見ていたら、初っ端から「ライブドア対フジテレビ」を延々とやっていました。なんでも、ここのところ連日、常にこの件を大きく放映し、毎日のようにフジテレビの社長の会見映像が放映される、との事。あまりのしつこさに毎日ニュースを見ている家族も呆れていました。
 フジサンケイグループと利害関係のある人や、株の買収による経営権問題が身近な人には重要なのかもしれません。しかし、普通に生活している人にとってはまったくもってどうでもいい事です。別にフジサンケイグループの「支配者」が誰になろうと、こちらの生活には関係がありません。堀江氏の支配権奪取によって番組が面白くなればそれを見て、つまらなくなれば見ないだけの話だと思うのですが。
 同じ堀江氏の「買収」なら、1年ほど前に行った、「ブラウザのOperaの日本語版販売権を入手し、その後バージョンアップなどの対応がほとんど行っていない」という事のほうが、Operaに依存したネット生活をしている身としてはずっと深刻だったりします。それに比べれば、フジ問題など、なんら重要性はありません。
 まあ、NHKとしては、「自分のところの問題」に対する批判をそらすためにも、懸命にこの件を盛上げようとする意図もあるのでしょう。いずれにせよ、しょうもない問題を大きく報じるものだと思いながら、「ライブドア対フジ」のニュースが延々と続く間に、スイッチを切りました。

2005年03月10日 23:58