2005年03月09日

需要のなさ

 たまに行くスーパーの中に、店内で食べる事もできるパン屋があります。パンがかなり美味しいので昼の散歩の時のおやつなどに愛用していました。この店、飲料のほうは、当初は普通にコーヒーや紅茶を売っていました。ところが、ある日行ってみたら「生ビール」という品目が出来ていました。そして店内にはヱビスビールのビールサーバーが置かれていました。
 実は私は「パンをつまみにビール」というのがかなり好きです。しかもそのビールはヱビスの生という最も好きな飲物の一つ。普段は昼にしか行かないので、その組み合わせを楽しむ事ができませんが、いつか夜に行って・・・と思っていました。
 そして今晩、その機会が訪れました。期待しながらパンをトレイに乗せ、レジで「あと生ビール」と頼みました。ところが、ただビールサーバーから注げばいいだけのはずなのに、しばらく待たされた挙句、「後でお席にお持ちします」と言われました。見ていると、店員さんがビールサーバーの前で悪戦苦闘しているような感じです。そしてしばらくして、「すみません、機械の故障でお出しできません」と返金されました。
 注文を受けた時点で故障に気づかなかったわけですから、おそらくはずっと使っていなかったのでしょう。確かに、このような店で「生ビールを飲みながらパン」などという楽しみ方をする人はあまりいません。仮に私のような嗜好の持ち主でも、なかなかビアタイムにこの店に行く事はできません。そう考えれば、このビールサーバーの故障に店員さんが気づかなかったのも納得できます。果たして、この店で私が「ビールにパン」を楽しめる日は来るのでしょうか、かなり不安です。

2005年03月09日 23:59