2015年12月16日

健康診断

 年に一度の健康診断を受けました。
 昨年と同じ病院で受けたのですが、今年は採血の担当看護師さんが関西弁の人になっていました。
 針をさすときに「チクッと刺しますよ」と言いました。これは、多くの看護師さんが言うと思います。
 ところが、その看護師さんは針をさす瞬間に、自らも口頭で「チクッ」と言いました。長年、いろいろなところで採血されていましたが、これははじめての事でした。
 関西ではそのような「採血方法」が一般的なのでしょうか。
 それとも、この看護師さんが独特のセンスの持ち主で、かつたまたま関西人だった、というだけなのでしょうか。非常に気になりました。

 他に、胃のレントゲンも撮りました。同然ながら、バリウムを飲みます。
 飲みながら、ふと、自分がバリウムの存在を知った時の事を思い出しました。
 それは自分が幼稚園の時でした、親が、「ひとまねこざるびょういんへいく(人まね小猿、病院へ行く)」という絵本を買ってくれました。「おさるのジョージ」という題名でTVにもなっているロングセラーです。
 主人公の小猿「ジョージ」がジグソーパズルの1ピースをお菓子と間違えて飲み込んで体調を崩します。そして、病院に行ってバリウムを飲み、レントゲンでその原因がわかる、という筋立てでした。
 この作品で印象に残っているのは、ジグソーパズルの和訳です。ひらがなで「はめえ」とされており、当初なんの事だかわからず、「パズルのこと」と聞いて納得したものでした。
 何度もバリウムを飲んでいるのに、今回になってこれを思い出したのは、この「はめえ」という謎の和訳にあります。
 弟の家族内でのニックネームがこの言葉と類似しており、当時読んだ時は、「弟みたいだ」と喜んだものでした。
 彼が世を去ってから、弟との過去を思い出す機会が増えました。そのため、そのような記憶まで蘇ったのだろうな、と思いました。

2015年12月16日 15:07