2005年06月29日

「天王山」で連敗

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 昨日に続く、マリンスタジアムは「全席1,500円(FC会員は1,000円)均一自由席」でした。というわけで、2ヶ月ぶりの連続観戦に行きました。今日はバックネット裏3列目。マリーンズ側のウェイティングサークルの前で、また、ホークスファンの弟にとってはベンチが良く見える「王さんシート」という位置でした。
 先発は小野投手と斉藤投手でした。初回、小野投手は2死を簡単に取りますが、前日の勢いが持続しているバティスタ選手に先制ソロを打たれます。しかしその裏、先頭の西岡選手が安打で出塁して盗塁。さらに2死3塁となってベニー選手は三塁ゴロに打ち取られますが、先ほど本塁打のバティスタ選手が失策し、同点となります。さらに2回には、橋本選手に犠飛が出て、このカード初の勝ち越しに成功します。
 小野投手は全体的には良さそうに見えたのですが、4回、3・4番を打ちとった後、城島選手を2-3から歩かせ、続くズレータ選手に初球をバックスクリーン左に特大の逆転2ランを喫します。しかしその裏、今江選手に今季第3号が出て、即座に追いつきました。さらに2死から連打と守備の乱れで2・3塁とし、続く福浦選手は敬遠気味の四球で満塁とします。しかし、ここでベニー選手は三振。この、「追いついた後2死2・3塁から福浦選手が歩いてベニー選手が倒れる」というのは昨日の3回と全く同じパターンです。

 そしてその直後の5回表、先頭の本間選手が右翼席に勝ち越しのソロ。本間選手はこれが今季第1号でした。今日の小野投手は一瞬の隙を衝かれて痛い本塁打を喫する、という感じでした。さらに6回、連打で無死2・3塁というところで小野投手は降板。二番手の山崎投手はズレータ選手を三振に、続くカブレラ選手も内野ゴロに打ち取りますが、その間に1点が入ります。しかし、続く鳥越選手の長打性の当たりをサブロー選手が超美技で捕り、その1点に抑えました。
 その後も、薮田投手がホークスの強力打線を抑え、追加点は許しません。しかし、ホークスの継投陣も7回無死1塁から登板したフェリシアーノ選手が福浦選手を抑え、続く吉武投手も連夜の好投で反撃の糸口をつかめません。そして9回は馬原投手に1番からの三人を抑えられ、5対3で試合終了となりました。外国人三人が無安打に封じられ、打線が最後までつながりませんでした。
 これで「首位攻防戦」を連敗し、ホークスとのゲーム差は2に開きました。一方、ホークスは10連勝です。同点になった直後に下位の本間選手が勝ち越しソロを打つあたりが、今のホークスの勢いを象徴していると言えるのかと思いました。まあ、まだまだ先は長いですが・・・。観客数は2万3千8百人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対ライオンズはトーマス投手と河原投手が先発。2回に四球二つに失策で、1安打でファイターズが2点を先制。一方、トーマス投手は四球連発で早々と降板しますが、継投陣がよく抑えて完封リレー。4対0でファイターズが勝ちました。それにしても、怪我でもないのに完封リレーで先発に勝星がつかない、というのはかなり珍しいのではないでしょうか。ライオンズは6連敗となっています。観客数は1万3千人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対イーグルスは川越投手と金田投手が先発。序盤で合併球団が4点リードしますが、5回にイーグルスが逆転して2点リード。8回の無死満塁のピンチも1点で凌ぎ、6対5で逃げ切りました。これで対合併球団の連敗を7で止めています。観客数は1万3千2百人ほどでした。

 米子のカープ対タイガースは福原投手とデイビー投手が先発。7回にシーツ選手の3ランで逆転したタイガースが、藤川投手・ウイリアムス投手・久保田投手という「毎度のリレー」で逃げ切り、9回には金本選手の3ランでダメを押しました。ちなみにこの試合で本塁打を放ったのは「前田選手・緒方選手・シーツ選手・金本選手」。3年前だったらカープの圧勝試合だったわけです。なお、新井選手の7試合連続本塁打は出ませんでした。観客数は1万3千1百人ほどでした。
 富山のドラゴンズ対ベイスターズは川上投手と門倉投手が先発。ベイスターズ1点リードでむかえた8回にウッズ選手に逆転2ランが出るという、米子と同じ「昨年までいた選手が逆転本塁打」となりました。最後は岩瀬投手が抑え、5対4でドラゴンズが勝ちました。観客数は1万4百人でした。
 東京ドームの読売対スワローズは工藤投手と藤井投手の先発でしたが、スワローズ打線が21安打で11対1で圧勝。観客数は3万8千2百人ほどでした。

2005年06月29日 23:44