2005年06月28日

エース対決に敗れて首位陥落

[ , 野球 ]

 今日明日のマリンスタジアムは「全席1,500円(FC会員は1,000円)均一自由席」という企画を行っています。これは、もともとこの二連戦を韓国で行う予定がシーズン直前に流れ、急遽マリンスタジアム開催となったたために生じた企画です。というわけで、ホークスファンの弟に声をかけ、バックネット裏の通常は5,200円の席に、1,000円で座って「呉越同舟」状態で観戦しました。
 さらにこの日はビールも半額の300円。缶ビールなみの価格です。ただし、売り子さんに聞いたところ、値下げした分、1本あたりの歩合は減らされたそうです。
 さて、試合のほうは清水直行投手と杉内投手のエース対決。杉内投手のマリーンズ戦は、昨年4月末以来です。清水直投手は初回は0点に抑え、2回もまず城島選手を打ち取りますが、続くズレータ選手にバックスクリーンに打ち込まれ、先制されます。
 ここまで10勝で防御率1位の杉内投手ですが、今日はあまり出来がよくなさそうに見えました。3回1死から堀選手が歩き、今江選手が安打で繋いで1・2塁に。小坂選手は倒れましたが、西岡選手の右中間への適時二塁打が出て追いつきます。しかし、さらに2死満塁としましたが、ベニー選手が打ち取られ、勝ち越しは出来ませんでした。

 直後の4回表、1死から今度は城島選手が左翼席直撃のソロを打たれて勝ち越されます。その裏、フランコ選手の左飛が「お見合い」で二塁打になります。この頃から雨がポツポツ降り出していたのですが、いきなり豪雨に。試合は中断となりました。雨宿りしたのですが、ちょうどそこは「キッズスペース」という観戦者のお子さんを遊ばせる場所の前でした。普段は子供のいるところは見れず、「ただ遊具を置いて遊ばせるところなのだろう」と思っていたのですが、そこではマスコットやチアガールの「Mスプラッシュ」などが子供あいてにアトラクションをやっていました。意外なところでファンサービスの一環を見ることができました。
 豪雨は通り雨だったようで、20分弱で上がって試合は再開されました。直後に里崎選手の安打が出て1・3塁に。1死後、堀選手に犠飛が出て、再度同点に追いつきます。しかしここも同点どまり。どうも今日は好機でたたみかける事ができません。
 そして6回、川崎選手とバティスタ選手の連続二塁打で3度目の勝ち越しを許します。そこから松中選手・城島選手は抑えたのですが、ズレータ選手の当たりが右翼前に落ちてこの回2点目、さらにカブレラ選手にも適時打が出て一気に3点勝ち越されます。
 その裏、マリーンズもまたまた無死1・3塁の好機を作りますが、里崎選手・李選手が連続三振。続いて今日調子のいい堀選手が出ると、ホークスは吉武投手に継投。これが当たり、この回は結局1点も取れませんでした。
 そのまま試合は9回に。3点負けている局面ですが、調整も兼ねて中10日の小林雅英投手が登板します。しかし、2死からこのバティスタ選手が本塁打。この日4安打目でした。ヒーローインタビューではバティスタ選手は「神のおかげで打てた」と言っていました。
 その裏、2死から今江選手が内野安打で出塁するも、反撃はそこまで、馬原投手に抑えられ、6対2で敗れました。これでホークスは9連勝。マリーンズは4月24日以来守っていた首位から陥落しました。観客数は2万5千人ほどでした。
 試合が終わり、球場から出ようとしたら声をかけられました。誰かと思ったら職場のホークスファンの人。実は先週会ったとき、「今日のマリンは1,500円均一ですよ」と声をかけていた経緯がありました。それがきっかけになったかどうかは定かでありませんが、家族4人で来ていたとの事でした。それにしても弟といい、この人といい、声をかけたホークスファンには大いに満足してもらえたと思われます。「首位奪回」を見てもらえ、声をかけた私も嬉しい限り・・・とは言い切れませんね、やはり。

 札幌のファイターズ対ライオンズは金村投手と帆足投手が先発。ライオンズが先制しましたが、3回に一挙5点を取って逆転したファイターズが以下毎回得点で15対5と圧勝しました。カブレラ選手はまた、札幌ドームの天井にぶつけたようです。観客数は1万2千8百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対イーグルスは光原投手と朝井投手が先発。初回に光原投手が乱れ、無死満塁から押し出しでイーグルスが先制しますが、この好機は1点止まり。直後に合併球団が逆転し、一度は追いつくものの、直後にスクイズで再度合併球団が勝ち越します。イーグルスも9回に大久保投手を攻め、1死満塁から沖原選手が二塁手の頭を抜くような当たりを打ちましたが、これを平野選手が超美技で併殺にし、試合終了となりました。観客数は1万2千5百人ほどでした。

 米子のカープ対タイガースは黒田投手と井川投手というエース対決。5回まで1対1でしたが、黒田投手が打球を手にあてた影響で降板してからは流れが変わり、6回にタイガースが4点取って勝ち越し、終盤にも大量点を挙げ、終わってみれば14対4でした。井川投手は6回途中を9安打2四球3失点という内容でしたが、何とか勝ち投手になっています。金本選手の「32球場目本塁打」や新井選手の「6試合連続本塁打」などの記録も出ています。観客数は1万4千4百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは内海投手とガトームソン投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万7千6百人ほどでした。
 金沢のドラゴンズ対ベイスターズは雨で中止でした。

2005年06月28日 23:45