2015年12月23日

「人身事故」をリアル体験

 深夜、電車に乗っていました。駅に入っていったのですが、突然止まりました。ドアも開きません。
 そして、車内放送で「人身事故が発生しました」と流れました。
 そのまま扉も開かないまま、社内に閉じ込められました。そのうち、ホームに担架が運ばれ、上にあがっている人の腕が見えました。どうやら、命に別条はないようです。
 というわけで、ひと安心しました。
 そのまま、かなり遅れて、電車は発車しました。終点で乗り換える予定だったのですが、「いくらなんでも、こんなに遅れた電車の接続は取らないだろう。こりゃヘタすると、終点で降りて一晩明かすのか?」と思いました。

 ところが、改札を出て乗換案内を見ると、時計上は出てしまったはずの電車が表示されています。
 どうやら、そちらの鉄道でも人身事故が発生し、同じように遅延が発生したようです。
 そのおかげで、無事(?)接続することができました。
 これまで、乗っていた電車で客同士が喧嘩をし、その結果遅れた、という経験はありました。しかしながら、乗った電車が人身事故の「当事者」になったのは初めての経験でした。
 乗り継ぐ電車も人身事故で遅れた事からわかるように、非常に人身事故が増えています。
 原因は色々あると思われます。単に鉄道会社の努力だけでは防げないでしょう。
 いつか、その色々な原因が解決され、「2010年代は、鉄道で『人身事故』が多発していた」と過去形で語られる日が来ることを願っています。

  2015年12月23日 21:54