テロと空襲
ちょっと古いニュースですが、パリの大規模テロの「報復」として、フランスは以前から行っていた、ISに対する空襲をより増やしたそうです。
報道を見ていると、なんか、テロは残虐行為で、空爆は「テロに屈しない」正当な対抗措置みたいな構図が少なからず見受けられます。
もちろん、実態はどちらも「残虐な無差別殺人行為」でしかありません。
このことは、1995年3月の地下鉄サリン事件と、1945年3月の東京大空襲を比較すれば、すぐに分かります。
にも関わらず、少なからぬ報道機関は、この二つを「テロは悪で、空襲は正当防衛的な報復」という印象を持ってしまうような伝え方をしています。
なぜ、そのような報道をするのか、そして、読者や視聴者にどのような認識を持たせたがっているのか、色々と考える所があるな、と思いました。
2015年11月21日 23:15