2015年10月30日

思い込みの怖さ

 月に1回行く場所に、「はさみや」という店がありました。店にはハサミの図案が書かれています。
 店があるのは、町の中心部からちょっと離れた住宅街です。
 名前と図案から、自分は「ハサミを販売する店」だと思い込んでいました。そして、こんな町外れに開業するなんて、よほど質が高く、ハサミを使う専門家が愛用している店なのだろうな、などと考えていました。
 ところが先日、知人から、「この店は美容院だ」という情報を得ました。
 確かに、ハサミを使っている店なわけです。また、美容院というならば、このような場所で店を開くのもなんら不自然ではありません。
 言われてみれば当たりまえの事です。しかしながら、屋号やマークから、勝手にこちらは「ハサミの専門店」と思い込んでいたわけです。
 「思い込み」というものの怖さを十分認識しました。
 特に重要な事については、「思い込み」による思考は避け、柔軟かつ常識的に判断せねば、と強く心に誓いました。

2015年10月30日 21:59