2015年06月06日

非現実的な新法

 6月から、道交法が改正され、自転車に関する規定が厳格になりました。
 自分も自転車で通勤しているので、いい機会だど思い、いくつか調べたのですが、その中で、驚くべきものがありました。
 それは、自動車を追い越す時の決まりです。
 一見、自転車が自動車を追い越すなどありえないと思いがちです。しかしながら、ちょっと広い道だと、よく路肩に自動車が止まっています。それを「追い越す」事は自分の経験でも何度かあります。
 その際の進路として、道交法は追い越すときは自動車の右側を、特に片側二車線以上の場合は、道路中央よりの車線まで移動して追い越すと定めているのです。

 実際問題、そんな事、怖くてできません。特に、片側二車線の時、道路の真ん中に近い車線まで移動するなど、ありえません。
 そんな車線移動をしたところに後ろから自動車がきたら、などと想像するだけで寿命が縮みます。
 せめて右側を走って追いぬくという決まりでも、同じ車線でいいのでは、と思わざるをえません。自転車の幅を考えれば、それで何ら問題はないはずです。

 この規則に「違反」したところを警察に見つかると、反則になるそうです。とはいえ、身を危険に晒してまで反則を防ごうとは思えません。
 というわけで、仮に片側二車線を走っていて路肩に自動車が止まっていたら、これまで通り、歩道に入ろうと強く思いました。

2015年06月06日 21:38