2015年06月20日

車内で「ハッポウ」

 横浜に行く用事があって、横須賀線に乗っていました。
 武蔵小杉を発車してしばらくすると、まだ駅に着いてもいないのに、突然電車が停まりました。
 そして車内放送が流れました。「近くを走っている南武線の車両から停止信号がハッポウされました。そのため、この列車も安全が確認されるまで停止しています」という内容でした。
 それを聞いて、車内ではざわめきが起こりました。ほんの半月ほど前に、ここからさほど離れていない京浜東北線の鶴見付近で、車内で包丁を振り回した異常者がニュースになったばかりです。
 それもあって、少なからぬ人kが「車内で発砲があった」と解釈したようでした。
 もちろんそのような銃乱射事件があったわけではありません。この「ハッポウ」は「発報」です。字を読めばこれが「停止信号を発したことを報告した」である事は分かります。しかしながら、こんな言葉、日常生活では使いません。いうなれば「業界用語」です。
 余計な誤解を招く言葉を使わず、普通の人でも分かる言葉にすればいいのでは、と少々不思議に思いました。
 あと、南武線と横須賀線はこの区間では数百メートル離れて並走していますが、線路はつながっていません。にも関わらず、南武線の停止信号に横須賀線が影響を受ける、というのは興味深いと思いました。

2015年06月20日 23:17