2015年05月12日

定義と実態

 夜、職場から帰宅する前に、台風情報を確認したら「温帯低気圧に変わった」と書いてありました。
 台風情報といえば、昔から、「台風が発生⇨進路予想図⇨上陸して被害発生⇨熱帯低気圧もしくは温帯適圧に変わって終息」というのが定番です。
 そのため、最初は、「じゃあ台風はなくなったのか、これで安心して帰れる」と思いました。
 今日は、台風を予測して、自転車は使わず、徒歩出勤でした。そして、温帯低気圧になったのだから、歩いて帰れるな、と思いました。
 しかしながら、ちょっと疲労感がありました。そこで、「温帯低気圧になったとはいえ、雨は降りそうだから、バスで帰ることにしよう、と考えを変えました。
 そして、バスに乗ってしばらくすると、外は豪雨になりました。車内からも激しい雨音が聞こえ、道を歩く人の傘は風で変形しています。
 もし疲労感がなく、歩いて帰っていたら、ずぶぬれになっていただろうな、と思いました。
 名前が「台風」だろうと「温帯低気圧」だろうと、そんなものは人間が決めた定義であり、暴風雨が生じる、という点においては何ら変わりがないわけです。
 今までの台風情報で見ていた「低気圧に変わった」の実態がよく理解できた一日となりました。

2015年05月12日 22:33