2015年03月08日

珍しい逆パターン

 幕張本郷駅とつながっている陸橋の上で、地図を片手に立ち止まっている初老の男性を見かけました。
 迷ってしまったのだろうか、と思って地図を見たところ、なんとそこには千葉西税務署が書かれていました。
 こちらの最寄り駅は幕張本郷でなく幕張駅です。
 昨年まで、千葉西税務署は、確定申告の用紙記入アドバイス並びに申告の場所として、幕張メッセを借りていました。ところが、経費節減なのか、今年からそれをやめ、税務署ですべて受け付ける事になりました。
 その結果、昨年まで幕張本郷で降りてバスに乗っていた人が、今年も幕張本郷で降りてしまった、という事なのでしょうか。

 この逆の話は、かつてよくありました。メッセ・野球場・新都心に行こうとする人が、幕張駅で降りたのはいいが、そこからの交通機関がない、というパターンです。
 当時は、幕張駅から海浜幕張に行くバスは、1時間に1本あるかないかでした。
 そのため、幕張駅の階段には、「メッセ・野球場に行く人は幕張本郷で降りてバスに乗ってください」という表示が書かれていたものでした。
 その後、道路の整備などで、幕張駅から海浜幕張方面のバス便もかなり増えました。もちろん、幕張本郷駅からのバスに比べれば少ないものですが、以前のように、「幕張駅を出て途方にくれる」というのはなくなりました。
 そのような事を思い出し、「幕張本郷で降りなければならないのに幕張で降りた、はよく聞いたけれど、逆は初めてだな」と思いました。
 もちろん、その男性には、電車で幕張駅まで移動してから地図のとおりに歩くよう、案内して別れました。

2015年03月08日 16:57