2015年03月04日

誘導された「正義の怒り」

 連日、マスコミが川崎の殺人事件を報道していました。
 そして、マスコミの煽りを受けて、加害者とされる人に対し、異常なまでの敵意を燃やす人をネットで何人か見ました。
 もちろん、一ヶ月もすれば、その人の「敵意」はきれいさっぱり消えるでしょう。本人は被害者が可哀想ゆえの怒りだとでも思っているのですが、その被害者に対する同情も含め、それは報道によって誘導されたものでしかないからです。
 したがって、報道されなくなれば、それらの感情は、雲散霧消してしまいます。
 自分的にはこの「誘導によって見ず知らずの容疑者に異様なまでの敵意を発する人達」の存在は、殺人事件そのものと同じくらい、怖いものだと感じています。

2015年03月04日 23:48