2015年02月23日

進化しないほうがいい「テクニック」

 乳飲料メーカーの宅配営業がきました。
 ヨーグルトの試供品を置いていったのですが、その中で、ある商品について「インフルエンザ予防に効くと他の購入者から好評をいただいている」という紹介をしていました。
 その商品、ある時期、テレビがいい加減な「研究結果」を元に「インフルエンザ予防に効く」と宣伝し、大売れした事があったそうです。
 もちろん、一個100円のヨーグルトでインフルエンザを予防できるわけがありません。
 最初にテレビで「研究発表」したお医者さんも、「たかがヨーグルトでインフルエンザを予できるわけがない」と後に「訂正」をしたそうです。
 いずれにせよ、科学的根拠がない以上、営業マンが「インフルエンザ予防に効く」とは言えません。しかしながら、「その情報を信じている購入者がいる」と言えば、嘘にはならないわけです。
 巧妙なテクニックであるとは思いましたが、同時に、詐欺の一歩手前みたいなものでは、とも思いました。
 昔から、色々な飛び込み営業・電話営業の対処をしていますが、最近になって、とみにこのような「テクニック」が向上してきたように思えます。
 まあ、これは営業マンに限らず、政治家やマスコミにも当てはまる事なのですが…。

2015年02月23日 22:47