2015年03月25日

成田空港行き京成特急

 都内で用事があり、上野から京成本線経由成田空港行きの特急に乗りました。
 青砥に着くと、向かいにアクセス特急成田空港行きが止まっていました。
 同じ「成田空港行き特急」ですが、速度にはかなり差があります。
 アクセス特急は、数年前に開業した成田スカイアクセスを走ります。踏切などはないので、時速100キロ以上出せます。
 一方、京成本線経由の特急は、踏切の多い、昔ながらのカーブが多い京成本線を走ります。さらに、佐倉を過ぎると、各駅停車になってしまいます。

 その結果、同じ時刻に青砥を発車しても、アクセス特急のほうが、15分くらい早く成田空港に着きます。ただし、値段は200円ほど高くなりますが…。
 しかしながら、京成本線特急の車掌さんは、「向かいのアクセス特急に乗り換えたほうが成田空港に早く着く」というアナウンスを一切しませんでした。
 駅のホームでも、同様の案内は一切ありません。
 それもあって、青砥から、大きなキャリーバッグを引っ張りながら、こちらの電車に乗ってきた人もいました。
 青砥から高砂までは複々線のため、二つの特急が並走します。その間、向こうの車内を見ていたのですが、向こうのほうが空いていました。
 乗客も快適かつ短時間で目的地に行くことができ、会社的にも高い運賃が取れるわけです。
 それを考えれば、積極的にアクセス特急への乗り換えをうながすべきでは、と思うのですが、そのような事は一切ありませんでした。
 社内的に何かの事情があるのでしょうが、極めて不思議に感じました。

2015年03月25日 22:05