2012年08月04日

公式サイトをやめてFBにすると・・・

 千葉市が関わっているある施設を調べる必要が生じました。ところが、検索しても公式サイトが出てきません。市のサイトを見たらサイトへのリンクが張ってありましたが、デッドリンクになっていました。
 そして検索の二番目にはその施設によるFacebookページが表示されていました。そこに、新着情報はもちろん、料金表や営業時間などが書いてあります。
 どうやら、公式サイトの運営を放棄して、Facebookを「公式ページ」にしたようです。
 運営側は「サイト運営経費を節減したうえに時代の最先端にあわせた」とでも思っているのでしょう。しかしながら、WEBサイトとFacebookページは根本的に異なるものです。
 よく、Facebookをうまく活用している企業が取り上げられます。しかしながら、それらの企業は公式サイトも同様に運営しています。
 実際問題として、営業時間という極めて基本的な情報を調べるだけで、えらくスクロールさせられる破目になりました。また、使用するにあたって極めて重要な情報である、「どの団体が責任をもって運営しているか」などもどこにも書かれていませんでした。
 その施設は、不入りに悩んでいるとのことです。まあ、このようなサイト運営方針を見れば、当然と言えるでしょう。
 この責任が市役所にあるのか、協賛企業にあるのかは分かりません。いずれにせよ、分かりやすい失敗例だ、ということだけは確かだな、と思いました。

2012年08月04日 23:50