2014年11月20日

「生活の党」幹部が離党

 生活の党の幹事長が離党届を出した、というニュースをみました。なんでも、党首の小沢一郎氏を除いてほぼ全員が離党し、民主党に合流する予定とのことです。
 ※追記・これは誤報で、出て行くのは数人だった、との事でした。それに伴い、タイトルを修正しました。ただ、本記事の趣旨自体は変更する必要がないので、以下はそのまま載せております。

 生活の党のメンバーは、民主党にいたものの、消費税増税に反対する、という名目で2年前に離党しました。
 その時は、「国民の生活が第一」と名乗っていたのですが、その年の冬の選挙に合わせ「日本未来の党」となり、さらにその選挙で惨敗したら、翌2013年早々に「生活の党」と改称し、現在に至っていました。
 そして、民主党が消費税増税推進という考えを何ら変えていないにも関わらず、実質的に「再合流」することになったわけです。これでは何のために民主党から出て行ったのかわかりません。

 もちろん、自分はこの政党に何ら期待はしていません。したがって、分裂しようと出戻ろうと、別にどうとも思っていません。
 ただ、生活の党には興味はなくても、その党首を神の如く崇める小沢信者という集団には珍獣的な意味で興味を持っています。
 彼らにとって小沢氏の行動は絶対で、自民党と連立しようと、民主党に入ろうと、民主党から出ていこうと、政党名をコロコロ変えようと、常にそれを賛美しています。
 ならおそらく今回の行動にも、と思って除いてみたら、案の定、「信者」は絶賛していました。ある意味、期待通りです。
 中でも一番笑った信者のコメントは「みんなの党同様、官僚に対抗するとこうなる。公務員廃止を訴えていない党はこんな仕打ちは受けない」という趣旨の投稿でした。
 生活の党も含め、公務員廃止など訴えている政党はどこにも無いのですが…。ここまで「教祖」に対して妄想できるのは凄いと思いました。それにしても、「公務員廃止」なんてのが実現したら、とんでもない世の中になるのですが、この「信者」はそのリスクは分かっていないのでしょうね。
 いずれにせよ、年に一度ペースで政党を作っては壊す珍集団と、それを全て神の如く崇める信者達には色々と楽しませてもらいました。
 部下に去られた小沢氏ですが、これに懲りることなく、ぜひともまた新党を作り、信者たちもそれに喝采を浴びせてもらいたいものだ、と思いました。政治的には何一つ期待していないのですが、そちらのほうでは大いに期待しています。

2014年11月20日 23:50