2014年09月05日

川原湯温泉駅

 大学の将棋研究会の後輩が、FBで川原湯温泉駅に行った、という写真を載せていました。
 八ッ場ダム建設により、今月末で移転が決まっており、駅には閉鎖の案内が出ており、温泉街もほとんど廃墟みたいになっていたそうです。
 この温泉には、結婚した1998年の秋に行った事がありました
 群馬町(現高崎市)に住んでいた当時の友人の家にパソコンを設定しに行く話があり、せっかく遠出するのだから、と相方を連れて川原湯温泉まで足を伸ばしたのです。
 その時に泊まった「やまきぼし旅館」は温泉も旅館も絶品でした。
 特に感心したのは、露天風呂から見える吾妻渓谷の紅葉でした。その美しさは、いまでもよく覚えています。
 学生時代から旅行で全国のいろいろなところに行っていました。しかしながら、学校の休みの関係もあり、秋に旅行した事はありませんでした。
 それだけに、この風呂に入りながら見た秋の吾妻渓谷は、自分にとって、秋の絶景としていまでもよく覚えています。
 それだけに、滅びつつある川原湯温泉の風景を見た時は、かなりの物寂しさがありました。
 いろいろなところから、この八ッ場ダムを建設する必要性は全くない、という話を聞いています。
 それだけに、後輩の撮った写真を見ながら、今からでも遅くないから、ダム建設を中止して、あの吾妻の渓谷美を守り、川原湯温泉も元に戻してほしいものだ、と強く思いました。

2014年09月05日 22:56