2014年08月29日

イトーヨーカドー行きバス

 リブレ京成に行こうとしたら、見た事のないバス停が目に入りました。千葉シーサイドバスのもので、「幕張本郷6丁目」と書いてあります。
 新路線が出来たのか、と思って近づいてみたところ、9月1日から運行開始するイトーヨーカドー幕張店行きのバスとの事でした。
 時刻表を見ると、「途中下車できません」と書いてあります。都市間の高速バスではよくありますが、町中を走る乗り合いバスで見たのは初めてでした。
 ちなみに運賃は100円でした。同じ千葉シーサイドバスでイトーヨーカドーから幕張本郷駅まで行く場合は170円ですから、破格の安さです。

 路線として採算がとれるのだろうか、と不思議に思いながら、詳細情報を見ようと千葉シーサイドバスのサイトを開きました。しかしながら、このバスに関する情報は何もありませんでした。
 なぜ三日後に新規開業するバスの情報を載せないのだろうか、と不思議に思いました。
 そこでグーグルで検索したところ、イトーヨーカドー幕張店のサイトが出てきました。こちらは、非常に詳しい情報が掲載されています。
 さらにそれを見ると、今回開業する幕張本郷線以外にも、二路線が存在していることがわかりました。それらも、千葉シーサイドバスのサイトには記載されていません。
 つまり、バス停には「千葉シーサイドバス」と書かれているものの、実質的な運行事業者はイトーヨーカドー幕張店なわけです。
 おそらくは、昨年暮れにできたイオン城(イオンモール幕張)に対抗してのバス路線運行なのでしょう。
 ちなみに、イトーヨーカドーのサイトにはバス路線図と時刻表が掲載されていたのですが、なんとプリントされたものを、デジカメで撮影し、それをそのまま掲載していました。
 日本を代表するスーパーが、このような手作り感あふれるサイト作成をしている事には驚かされました。
 そこに書かれた経路を見ると、イトーヨーカドーを起点に、幕張本郷の町域を一周してイトーヨーカドーに戻る、というものでした。幕張本郷駅は素通りします。
 この経路は、2001年に開業して2年後に廃止となった幕張本郷循環バスと七割くらい重なっています。
 それらも含め、色々と興味を持たされた路線でした。近いうちにぜひ乗ってみたいものです。

2014年08月29日 21:44