2014年10月27日

パワーポイントでリングパフォーマンス

 スカパーが無料キャンペーンをやっていたので、普段見れない格闘技専門チャンネルを視聴しました。
 1990年台半ばは大のプロレスファンで、専門誌を複数購読していたほどでした。しかしながら、最近はすっかりご無沙汰しています。
 それはともかく、見ていると、テーマに乗って覆面レスラーが入場してきました。ここまでは昔も今も変わりません。
 ここで続いて、相手レスラーが入場するのが普通です。しかしながら、そのような気配はありません。代わりに、覆面レスラーが本部席にあるノートパソコンに近づいてきました。
 そして、パソコンを操作し始めました。会場のメインスクリーンとつながっており、そこに画面が映ります。そこにはパワーポイントの画面がありました。

 アナウンサーは「得意のパワーポイントだ。しかしJPEGという説もあるぞ」などと言っています。
 しかしながら、画面はちゃんとパワーポイントで作られており、アニメーション効果なども設定されていました。
 その画面を動かしながら、覆面レスラーは、これから闘う相手の「弱点分析」を延々と披露し、その対策の練習風景まで画面に映し出していました。
 そして、熱演が終わり、やっと相手レスラーが入場し、試合になりました。
 試合のほうは、ある意味お約束、という感じで、そのパワーポイントで披露した「弱点を分析して考えだした作戦」を相手レスラーがあっさり破って勝利、となりました。
 このあたりは、20年前のお笑い系プロレスと何ら変わっていません。
 とはいえ、この「パワーポイントを使ったリング(?)パフォーマンス」の面白さには、率直に感心させれました。
 いろいろあって「プロレス観戦」という趣味は引退していましたが、プロレスは相変わらず独特の進化を続けているのだな、と嬉しさを感じた久々のプロレスTV観戦でした。

2014年10月27日 23:24