2014年10月22日

技術料

 しばらく前、ツイッターで、「知り合いの会社がシステムのトラブルで困っており、社長から『10万払うから直してくれ』と言われたので、現地に行ったところ、即座に原因がわかって直した。すると、『こんな短時間で直るものに金を払えない』と態度を一変された」という話を見ました。
 ただ、これは別に特別な話ではありません。なぜか知らないのですが、「オレはコンピュータの事はわからない。だけど、この程度のシステム導入作業にこれだけ対価がいるなんて高すぎないか?」と堂々と話す人は多々います。
 自分がやれば一生かかってもできないわけです。そして、その作業の標準価格を調べた事がないわけです。にも関わらず、そんな事を堂々と言うのですから、呆れるよりありません。
 確かに、多くの人には「コンピューターに詳しく、無償で助けてくれる友人」が一人か二人はいます。ついついそれが基準になってしまうのでしょう。
 しかしながら、その人がタダでやってくれるのだから、この事もタダでやってもらって当然だ、と友人でも何でもない人に期待するのは、ちょっとおかしいのではないでしょうか。
 これだけ情報システムが進歩・普及しているのに、このような考え方を持つ人は全然減りません。
 いつになったら、このような考えが誤りだという風潮ができるのでしょうか。ここのところ立て続けに、それに関して不快な思いをしただけに、余計それを強く思いました。

2014年10月22日 22:42