2014年09月25日

事件の被害者を「商材」としか思わない人々

 数日前の殺人事件で、また、マスコミ各社が大騒ぎしています。
 毎度の事ですが、逮捕された人はあくまでも「容疑者」でしかありません。にも関わらず、あることないこと騒ぎ立てています。
 一方、被害者に関する報道も相も変わらずです。
 学校の周りを「取材」して、同じ学校に通う子供がいる親を探し出し、当たり前としか言いようのない感想をわざわざ記事にしています。
 いくら洪水のように「報道」を流したところで、被害にあった方が生き返ったり、同様の事件が二度と起きなくなる、という事は絶対にありません。
 マスコミ各社は、逮捕された人はもちろん、被害にあった方や、その周囲の人の事も「商材」としか扱っていません。
 そのような「報道」を様々な人がいくら批判しても一切改めません。
 ここ数日、相も変わらないセンセーショナルな見出しを何十回も目にしました。それをいくら見ても、「マスコミがより一層劣化している」以外の感想は何一つ持てませんでした。

2014年09月25日 23:56