2014年09月18日

詐欺商売の現場にでくわす

 近所を歩いてたら、ある家に青年が売り込みをしていました。
 段ボールを持っており、インターフォン越しに「野菜を踏切で落としてしまいました。そのため、お安く販売します」などと言っていました。
 しかしながら、その場所から踏切はかなり離れています。
 場所的には総武線と京成線の間なのですが、いずれの最寄りの踏切も、歩いて20分以上のところにあるのです。
 したがって、この地域の人は、日常生活で踏切を使う事はありません。
 まさか自動車に積んだ野菜を踏切で落としたわけでもないでしょう。
 というわけで、その青年の一見純朴そうだがどことなく怪しげなものいいとあいまって、あっさりと断られていました。
 とはいえ、踏切が近くにある家ならば引っかかった人もいたかもしれません。
 この類の商法は、相手が「野菜を落として大変なんだな。かわいそうに」という心理をついて、安物を高く売りつけるわけです。
 このような人の思いやりを利用して金儲けをする連中がいること、そして、そのような「商法」が成り立ってしまうことに、毎度の事ながら、世の中の歪みを感じさせられました。

2014年09月18日 23:36