2014年09月17日

巡礼が必須らしい宗教

 職場のポストに、宗教団体のチラシが入っていました。
 表紙を見ると、お城と見まごうような豪勢な教団本部の写真があります。おそらく、お布施でかなり儲けているのでしょう。
 そして、お城の下には、住所として千葉県某市の名前が書かれていました。おそらくここが本部なのでしょう。そう考えると、地元宗教と言えなくもありません。
 ところが、チラシを開いても、その県内のお城に行く方法は書いてありません。
 代わりになぜか、「札幌支部」と注釈のついた建物と、そこに行くための地図が書かれているのです。

 チラシは郵送でなく手配りです。したがって、間違えて北海道の人向けチラシを、千葉に配布した、というわけではありません。
 もしかしたら、この県内のお城には、ペーペーの信者は行けないのでしょうか。その前にまず札幌で修業を積んで、お城に行く資格を得なければならない、という設定でもあるのだろうか、と思いました。
 北海道や札幌は大好きで、何度も旅行に行っています。新婚旅行でも大学の卒業旅行でも行きました。
 というわけで、札幌の地図を見たときは、ちょっと心躍りました。
 とはいえ、当然ながら、この宗教に何ら興味は持てませんでした。
 また、仮にこのチラシで興味を持った人でも、本部が県内にあるのに、札幌に修行に行け、などと言われたら二の足を踏むのでは、などと余計な心配をしてしまいました。
 いずれにせよ、この千葉にお城を持ちながら、千葉県内で札幌に参拝する事を勧めるチラシを配るこの宗教は、かなり印象に残りました。
 そういう意味ではチラシ配布の効果はあったとは思います。ただ、それが布教にどれだけ役立ったかは、他人事ながら大いに疑問が残りました。

2014年09月17日 22:29