サバ読み?
コミケの東京交通局ブースで、「都電荒川線40周年うまい棒」なるものを配っていました。
確かに、「都電荒川線」という名前の、早稲田と三ノ輪橋を結ぶ路線が運行されたのは1974年です。
しかしながら、それより前から、早稲田ー王子ー荒川車庫並びに、赤羽ー王子ー三ノ輪橋という都電の路線は存在していました。
さらに言えば、現在の荒川線に相当する区間が最初に運行開始したのは、今から103年前の1911年です。
つまり、実際には100年以上の歴史がある路線を「40周年」と宣伝し、タイアップしたお菓子まで出しているわけです。
まあ、コミケが来年で40周年なので、それにあわせた、というのもあるのかもしれません。
いずれにせよ、人間が年齢を「サバ読み」する事例はよく見ますが、交通機関が開業周年を「サバ読み」するというのは初めて見ました。
ちなみに、3年前には都営交通100周年記念・都電荒川線の花電車の運行なるものをやっていました。
したがって、その背景は十分理解した上で別途「40周年」もやっているという事なのでしょうが…。
2014年12月29日 20:03