2014年10月07日

デング熱その後

 兵庫県西宮市でデング熱感染者が出た、というニュースを見ました。
 この秋、この類のニュースをよく見ます。
 おかげで、「デング熱」はかなり知名度の高い病気になったと思います。
 それはいいのですが、「○○という場所で感染した人が出た」というニュースはよく見ますが、「感染した人がどうなったか」というニュースは見たことがありません。
 感染を防ぐ方法は「蚊に刺されない」しかないようですが、現実的にそれを実践するのは不可能です。それを考えればむしろ、「どこでデング熱に感染したか」より、「もしデング熱に感染したらどうすべきか、またどのくらいで治るのか」のほうをニュースにすべきなのでは、と思いました。

 あと、記事にあった当初、10~16日に渡航したマレーシアで感染した疑いがもたれたが、国立感染症研究所でウイルスの遺伝子を解析した結果、塩基配列が代々木公園で感染した人たちのものと一致した。
 女子学生は帰国後に東京周辺に行っておらず、22日に自宅で蚊に刺されたという。厚労省は、代々木公園周辺で感染した人が西宮を訪れて蚊にさされ、ウイルスを持ったその蚊に女子学生が刺されて感染した可能性が高いとみている。

 を読んだときは、えらく強引な仮説だと思いました。
 なんか、「代々木公園が原因だと特定して封鎖した」という事を正当化するためにこじつけた理屈、という印象が強く残りました。

2014年10月07日 23:57