2014年07月17日

阪急電車が阪神の線路を走る

 関西ローカルのニュースで、阪急電車が阪神の線路を走った、というのが話題になっています。
 かつて、この両者は大阪と神戸を結ぶ「宿命のライバル」でした。1930年代、両社がプロ野球チームを持った際に、非公式戦で阪神が阪急に負けると、経営陣から責任論が出て、監督が解任された、などという逸話もあったそうです。
 しかしながら、何年か前の「村上ファンド事件」を契機に、両社は共通の持株会社を設立し、「グループ会社」となりました。それゆえに、実現した「乗り入れ」と言えるでしょう。

 もっとも、阪急と阪神の車両が並ぶこと自体は珍しくも何ともありません。45年ほど前に、神戸高速鉄道が開通し、神戸以西では阪急と阪神の車両が並ぶのは、何ら珍しくもない風景になっていました。
 実際、自分が関西に住んでいた1979年から1980年の間にも、両社の電車が並んだ風景は何度も見ています。
 というわけで、参照サイトのような写真を見ても、別に新鮮さは感じませんでした。
 あと、参照サイトにも書かれているように、かつては、今津駅で阪急と阪神の線路はつながっていました。
 関西在住時にそれを見た記憶があったため、「どうせ直通運転するなら、ここでやってほしかったものだ」などとも思いました。

2014年07月17日 23:48