2014年07月09日

割の合わないこと

 ちょくちょく書いていますが、自分はとある団体で副会長を、別の団体で理事をやっています。
 などと書くと、なんか凄く偉い人間みたいですが、残念ながらそのような事はありません。
 いずれも実質的には雑用係です。「副会長」の仕事といえば、近所に団体の会報を配ったり、打ち合わせに参加したり、団体のメールの不具合を直すことです。
 また、「理事」の仕事は、1,000人ほどの人が参加するイベントで、机・椅子をはじめとする備品を運搬・設置・片付けをすることです。
 今週は、この二つの仕事がかちあい、日曜日には「理事」として早起きして机や椅子を運搬しました。そして、「副会長」として、火曜は23時すぎまで、そして今日も3時間ほど、胃の痛くなるような打ち合わせを行いました。
 我が事ながら、えらく割のあわないことをやっていると思います。ちょっと賢い人なら、すぐに放り出して、もっと利益率の高い事に、その時間を有効活用するでしょう。
 とはいえ、自分はこの二つをやめる気はありません。もちろん、偉そうな肩書を持ち続けていたいからではありません。仮に二つの肩書を「雑用係」に変更されても、なんら異議はありません。
 世の中には、割のあわないことが色々あります。しかし、それを引き受ける人がいないとどうなるのでしょうか。
 全員が割のいいことばかりしたら、何事も回って行かないのではないのでは、と思っています。
 もちろん、それによって、自分や家族を犠牲にする気は毛頭ありません。しかしながら、これからも、その枠内においては、割のあわないことを続けていこうと思っています。

2014年07月09日 23:53