2014年06月10日

Facebookで生じた「先祖返り」

 Facebookの出発点は、実名制で、実際の知り合いとだけ交流することでした。
 ところが、最近見ていると、それと正反対の現象をよく見かけます。
 フォローしている人の中には、賛否の分かれる意見を発する人もいます。それに対し、不特定多数の人が「コメント」できる設定になっています。それを利用して、発信者を罵倒したり汚い言葉遣いをする輩が多々います。
 友だち同士の交流をするためのSNSなのに、なぜこのような機能が設定されているのか不思議です。しかも、このコメントに関しては、特定の人間を書き込み禁止にすることはできますが、「友だちでない人の書き込み不可」にする機能が、自分の知る限りでは存在しません。
 この、「不愉快なコメント」というのは、10年ほど前にブログが普及し始めた頃によく問題になりました。
 そのため、承認制にしたり、コメント禁止機能を作るなど、さまざまな形で対処方法が作られました。
 ところが、そのような10年前のブログの問題点が、そのまま現在のFacebookに蘇ってしまっています。
 なんか、退化して先祖返りしてしまったような印象を受けました。
 「友達同士が交流する」という出発点に戻って、早急に対策を取ってほしいものだと思っています。

2014年06月10日 23:55