2014年06月06日

国道16号線

 千葉・埼玉・東京・神奈川の郊外を環状に結ぶ、16号線という国道があります。
 自分にとっては非常に縁のある道です。先祖代々の墓が、八王子の16号線沿いにあり、子供の頃からそこに墓参りに行っていました。なんでも、16号線が拡幅された際に、お墓も少なからず移動したそうです。
 さらに、大学に入ると、毎年1~2回、富津にある寮でサークルの合宿を行っていました。富津は、実質的な16号線の終点に当たるところです。
 登録上は、そこから東京湾上を通って、横須賀市につながっている事になっています。しかしながら、別にそこには海底トンネルもフェリーもなく、実際にその部分を通ることは不可能です。
 したがって、実質的な終点は富津にあるといって問題ないでしょう。
 合宿所への行き帰りをはじめ、買い出しの時などにその「実質的な終点」部分を何度も通ったことがありました。

 そして、先月から、千葉市にある16号線沿いにある施設に、仕事で行くことになりました。
 これまではずっと稲毛からバスで行っていたのですが、今日は午前中の予定の関係で、京成の勝田台駅からバスで行くことになりました。
 勝田台駅を出て5分ほどすると、バスは国道16号に入ります。そして、しばらくすると、「花見川区」という看板が見えてきました。ここから、千葉市花見川区に入るわけです。
 同じ花見川区でも、我が家からこの地域に行くには、公共交通機関を使えば50分近くかかります。品川駅に行くのと所要時間は大して変わりません。
 そういう事もあり、花見川区に16年半住んでいましたが、国道16号が区内を通るとは知りませんでした。
 ちょっと遠いところにはるばる来たと思ったら、いきなり自分の住んでいる区に入った時は、さすがにちょっと驚きました。
 同時に、自分と国道16号線の縁みたいなものを感じ、ちょっと不思議な気分にもなりました。

2014年06月06日 22:58