2014年06月02日

ファミレスの売上が上がると好景気?

 なんでも、ファミレスの売り上げが伸びているようです。
 4月の売上も伸びた事で、日経新聞が消費増税による落ち込みが懸念されたが、ファミリーレストランなどで比較的単価の高い肉関連メニューが好調で、伸び率は増税直前の3月(1.7%増)を上回った」などと書いていました。
 これを素直に読むと、増税による景気の落ち込みなどない、みたいに感じる人がいます。しかし、どうなのでしょうか。

 ところが、一方で居酒屋の売り上げは減り続けているとのことです。
 個人的経験から、この二つのデータは非常によく解ります。
 自分も、しばらく前は、仕事が終わってちょっと一杯、という時に居酒屋に行っていました。
 しかし、それをある時期からサイゼリヤに変えました。
 なにしろ、お酒・食べ物とも十分に食べても、一人あたり1~2,000円安く上がるのです。食べ物はイタリア系に限られてしまいますが、味はチェーン系居酒屋に勝るとも劣りません。
 そのうえ、居酒屋に2回行く金があれば、サイゼリアで3回飲めるわけです。
 そのような値段の差を意識するようになると、自然と居酒屋から足が遠のきました。
 ちなみに、サイゼリアで飲み会をやっているのは自分達だけではありません。一度などは、近所に住んでいる高齢者たちが、一升瓶持ち込んで宴会をしていました。

 それを考えれば、ファミレスの売り上げの増加と、景気がいいか悪いかに何ら関係ない事はすぐ解ります。
 自分達が「当事者」であるだけに、一層、現実との乖離を感じさせられた記事でした。

2014年06月02日 23:56