2014年05月28日

黄昏急行

 大阪と札幌を日本海沿岸を走って結ぶ寝台特急「トワイライトエクスプレス」が廃止される、というニュースを見ました。車両の老朽化が原因とのことです。
 また、ネットで鉄道業界の方がそれに関してつぶやいていたのを見ました。
 その人によると、現在、少なからぬJR旅客会社において、この「トワイライトエクスプレス」を運行するだけのために、電気機関車の運転技術を持つ社員を抱えているのも原因の一つでは、とのことでした。
 この列車には、22年前に一度だけ乗りました。
 大学の卒業旅行で、東京から北斗星に乗って北海道に行き、2週間くらいかけて北海道を旅行、さらにそこからトワイライトエクスプレスで福井に行ったあと、関西を回る、という「豪華旅行」をしたのです。
 この旅費を稼ぐため、1月から2月にかけて、アルバイトをやりまくり、中には「18時間勤務」などをやったりしたものでした。今なら絶対出来ませんが、当時はそれくらいの若さがあったわけです。
 トワイライトエクスプレスの最上室はA寝台のツインです。それはさすがに取れませんでしたが、二番目の部屋であるA寝台のシングルを取りました。その、ツインユースが可能なほどの広さがあるシングルを、一人で使ったものでした。
 部屋に入ってしばらくすると、いきなりノックされ、ウェルカムドリンクは何にすしますか、と尋ねられた時は驚きました。
 その時に赤ワインのハーフボトルを頼んだことも含め、その時の事は今でもよく覚えています。
 当時に比べると、鉄道の旅に対するこだわりは大幅に減っています。さらに、二年ほど前から走り始め、今後、関西にも導入される「富裕層限定の超豪華列車」には乗る金もありませんし、仮に今後金持ちになれても乗る気は起きそうにありません。
 というわけで、この22年前のトワイライトエクスプレスは、自分にとって最初で最後の豪華旅行となっています。
 そのような懐かしい記憶を思い起こされた、廃止ニュースでした。

2014年05月28日 22:28