2014年07月07日

ネイマール選手、重症

 相も変わらず、W杯は見ていません。しかしながら、ネットを開けばニュースは自然と目に入ります。
 その中で、かなり驚いたのが、ブラジルの若きエース・ネイマール選手が重症を負った、というものでした。
 当初は骨折と聞いていたので、まあ、転んだはずみにで手か足を剥離骨折でもしたのだろうか、くらいに思っていました。
 ところが、詳しいニュースを見たところ、腰椎骨折で、今大会絶望との事でした。
 理由は、相手選手の激しい当たりだった、とのことでした。
 とりあえず、全治4週間とのことでしたから、選手生命に影響する、という事ではなさそうで、その点ではひと安心しました。

 別にネイマール選手にそんな詳しいわけではありません。というか、プレーを見たのは一回しかありません。しかし、その一回は強烈な印象がありました。
 三年前、キリンカップで、日本に各大陸のリーグ優勝チームが集まりました。ネイマール選手は、南米の優勝チームの選手として出場しました。
 相手は前年にJリーグを制覇した柏でした。キーパーの菅野選手は、前の試合で、中米代表チームと闘っています。その試合は同点のままPK戦になったのですが、菅野選手のファインセーブで柏が勝利しました。
 その次に、ネイマール選手が所属するチームと柏の対戦がありました。その試合の序盤、ネイマール選手にボールが渡りました。すると、ネイマール選手は、一瞬、右足でシュートするような素振りを見せました。
 ところがその直後、右足でボールを浮かせ、左足でシュートをしたのです(※もしかしたら右と左の順番は逆だったかもしれません)
 前の試合で、PKを止めた菅野選手ですが、これに全く反応できませんでした。それに対し、解説者も、これは仕方ないと言い、ただネイマール選手に驚いていました。
 サッカーの試合中継などほとんど見ない自分ですら、これは桁違いの技であることが容易に理解できました。同時に、その初めて聞いた「ネイマール」という名前は忘れられないものになりました。
 それだけに、今度の件は心配しています。この大会で、あれだけの人の選手生命が絶たれたり、本来の実力を発揮できなくなってしまったら、それは世界のサッカーにとって大きな損失でしょう。

 相手選手が、なぜそこまで異常な勢いで当たったのかわかりません。たまたま勢いがついてしまったのでしょうか、それとも、チーム(=祖国)の勝利のために、普段ならやらない激しさで当たってしまったのでしょうか。
 そのあたりは分かりません。ただ、これを機に、「相手選手を壊してでも、チームの勝ちを目指す」というようなプレーが減ることを願っています。

2014年07月07日 23:16