2014年03月05日

証拠隠滅のおそれ?

 PC遠隔操作事件の被告が保釈された、というニュースを見ました。
 結果的には保釈されましたが、一旦は検察が「証拠隠滅の恐れがある」という理由で不服申立てをし、予定より一日遅くなったそうです。
 この被告の容疑は、派遣先の会社にあるPCで遠隔操作ウイルスを作っていた、でした。
 という事は、検察は、被告の人が、その会社に乗り込んでいってPCを操作し、その中に入っている「証拠」を隠滅する恐れがあるとでも思ったのでしょうか。どう考えても、そんな事が行われる可能性はありえないのですが…。
 検察の手続き不備により、不服申請は通らなかったそうです。当然といえば当然ですが、そんなふざけた「不服申請」が堂々とできる、という事に驚いてしまいました。
 こんな体制が長年まかり通ってきたわけです。それを考えると、冤罪で有罪にされた人の数は、実際に発表されているよりもずっと多いのだろうな、と思わざるを得ませんでした。

2014年03月05日 22:31