2013年08月17日

酷暑で酷使

 相方の母校が甲子園に出ました。
 相方の在学中は女子校だったのですが、その後共学になり、一気にスポーツ名門校になりました。9年ほど前に春の甲子園で優勝し、続く夏でも準優勝しています。
 それだけ優秀な選手が集まったわけです。当然ながら主力選手の何人かはプロに進みました。
 しかし、主砲だった選手は未だに一軍と二軍をいったりきたり、という感じです。また、一緒にプロに入った選手は一軍にほとんど上がれず解雇されました。
 そして、エースだった投手は大学を経てドラフト1位でプロに入りましたが、これまた目立った活躍はできていません。
 ちなみに、その時にダルビッシュ投手がいた東北高校にも勝っています。その試合は本塁打で決着がつきましたが、ダルビッシュ投手は球数の関係もあって左翼を守っていました。

 その後はパッとしませんでしたが、今年の春に甲子園の決勝まで進みました。
 四番打者も兼ねるエースが、全ての試合に登板しました。しかしながら、決勝で打ち込まれて負けました。その際に、エースの球数が問題になりました。
 今回の大会でもその話が出ましたが、それに対して監督は「高校野球に球数制限はおかしい」と言ったそうです(ソースが夕刊フジなので、本当に言っていない可能性も十二分にありますが…)
 発言はともかく、エースを酷使していた事は確かです。そして、夏の甲子園にも出場しましたが、2回戦で延長戦を完投したエースが打たれて敗れました。
 高校野球で特定の高校の負けを願った事はありません。しかも、ここは相方の母校です。しかしながら、今日の結果を知った時は、エースのこれからの野球人生を考えると、この結果でよかったのでは、と思いました。

 何度も書いているように、これだけ平均気温が上がったなか、真夏の屋外で高校生に野球大会をやらせる事自体が異常です。
 そんな中、エースを酷使した上に「球数制限をするほうがおかしい」などと言った(とされる)人が何年も監督をやり続ける、というのはこの異常さの象徴みたいなものだな、などと思いました。

2013年08月17日 23:42