2014年01月14日

一太郎いろいろ

 1996年までは、仕事で一太郎を使っていました。まだWindowsが普及する前のDOS版のものでした。確か、最後に使ったもののバージョンは「5」でした。
 しかしその後は、世の中の流れに乗って(Microsoftが金にあかせて作った「流れ」でもあるのですが…)Wordに移行しました。したがって、それから16年近く、Windows版の一太郎はほとんど触ったことがありません。
 ところが、今年に入って、わずか半月で2回も一太郎関係の依頼を受ける、という機会がありました。
 ひとつは、来月発売の「一太郎14」に興味があるのだが、自分が持っているのは「一太郎6」だ。アップグレード価格で買えるのだろうか、というものでした。
 会社によっては「何世代以内でないとアップグレード価格で買えない」という規定のところもあります。

 サイトを調べても、かなりゴチャゴチャしており、「解読」にはかなり苦労しました。
 結論から言うと、普通の一太郎であれば、バージョンが6だろうと5だろうと大丈夫とのことでした。
 「普通の一太郎」などと書くと奇妙に見えるかもしれません。これは、ジャストシステムは、「一太郎Smile」とか「一太郎Kids」といったライト版を複数出しており、それを持っていてもアップグレード価格にはならない、という意味です。
 それらの注釈がゴチャゴチャ書かれており、おかげで、結論に辿り着くまで、余計な時間を取られました。

 そして昨日は、「添付ファイルが開けない」という問合せがありました。見てみたところ、拡張子が「jtd」でした。
 18年前の記憶から、これは一太郎だな、と思い(もっとも、仮に記憶がなくても、ググればいいだけの話ですが…)、ビューワをダウンロードして開き、テキストファイルにして返送しました。
 ちなみに、以前は、Wordに一太郎形式を読み込む機能がありました。しかし、Word2010にはそれがありません。調べた所、2007までは残っていたのですが、2010から削られた。とのことでした。
 Microsoftが一太郎をどのように認識しているのかが分かる逸話と言えるでしょう。
 そのような時代に、何ら注釈もつけずに、一太郎形式のファイルをいきなり送りつける人がいる、という事にも驚かされました。
 自分が使わなくなった18年間、率直にいって、存在すらほとんど忘れていました。しかしながら、根強い使い手がいつづけるのだな、と驚かされました。

2014年01月14日 23:59