2014年01月17日

希少価値

 うちの高校から東大に行って野球をやっていた人が、BCリーグにドラフト指名された、というニュースを見ました。
 これまで、プロ野球選手になった人が出た、と聞いたことはありません。したがって、独立リーグとはいえ、わが高校で初めてのプロ野球選手の誕生か、とちょっと驚きました。
 もっとも、「後輩のプロ野球選手」自体は、実際のところ、珍しくも何ともありません。大学の野球部は「名門」なので、プロはもちろん、メジャーリーガーも輩出しています。
 とはいえ、沢山いすぎるうえに、自分は大学在学中も卒業後も野球部にはなんら興味はありません。そのため、「そういえば、この人、うちの大学だったな…」と思う程度ですが…。
 もちろん、これは高校の野球部も同様です。しかしながら、「我が高校史上初のプロ野球選手か?」と思うと、ほんの数秒ですが、気分が高揚しました。
 おそらく、「後輩がどうこう」ではなく、「我が校初めて」という希少価値に驚いたのでしょう。
 人間の心理というのは面白いと思いました。なお、ほんの一瞬盛り上がったものの、一分もしたら醒めてしまいました。したがって、その高校の後輩の名前もすぐに忘れてしまいました。

2014年01月17日 23:13