2012年12月01日

J1、神戸とG大阪が降格

 J1の最終戦が行われました。自力残留の目がなかった新潟ですが、ダントツ最下位の札幌に快勝しました。そして、神戸が敗れたため、順位を2つ上げての逆転残留を決めました。
 というわけで、いずれも敗れた、G大阪と神戸が降格しました。「勝ったのに降格」とか「負けても残留」がなかった、という大変分かりやすい結末だったと言えるでしょう。

 ガンバ大阪は、今年まで、5年連続でACL出場中という、安定した成績を残す超強豪チームだったわけです。それが、昨年も3位だったにも関わらず、西野監督を解任したとたん、急激に弱体化しました。そして、この降格となったわけです。
 なぜそのような解任を行ったか分かりませんが、ある意味、歴史に残るようなフロントの大失態と言えるのではないでしょうか。
 その西野監督を、今季途中から迎えたのが神戸でした。ところが、まだチームが残留圏を維持していたにも関わらず、3試合を残して解任してしまいました。その結果が最終戦での逆転降格なわけです。
 G大阪ほど因果関係が明白ではありませんが、神戸も結果的に監督交代が裏目に出たわけです。
 したがって、二チームとも「西野監督を解任したから降格した」わけです。二つのチームが同じ原因で降格した、などという例はかなり珍しいでしょう。
 いずれにせよ、今後、西野さんを雇うチームは、よほどの事がない限り、解任はできないだろうな、と思いました。
 そして、このような結果を残した両チームのフロントが、どのような形で責任を取るのでしょうか。興味深いところです。

2012年12月01日 23:51